千葉県木更津市請西南のお花屋~フラワーショップ「エールフラワーズ」。 お花農家や市場より直送された品質のよい花々をお客様のお手元へ

2014.10.24

開店祝い スタンド花 

業務日記 お花屋さんの店長ブログ


開店祝い スタンド花  ¥15000

バラ・スプレーバラをふんだんに使用して、

ボリュームよく、華やかに

お作りしました。

(バラ・スプレーバラ・オンシジューム

 ヒペリカム・葉物など)

2014.10.21

赤バラとオンシジュームのアレンジメント

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赤バラとオンシジュームのアレンジメント ¥10000

赤バラとオンシジュームをふんだんに

使用してアレンジしました。

レッド・イエローの華やかアレンジメント!!

ゴールドのメッシュやビスクレープ紙で

お花の周りをゴージャスにラッピング!!

(バラ・スプレーバラ・オンシジューム・ドラセナなど)

2014.10.17

ピンク大輪バラとグリーンの花束

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高級感のある大輪のピンクバラを

アイビー・ルスカスと束ねました。

ゴールドのメッシュとビスクレープ紙で

優雅な感じにラッピング!!

2014.10.13

プリザーブドフラワー エンジェルフレーム 

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プリザーブドフラワー エンジェルフレーム ¥3800

淡いピンク・パステルイエローなど

ペールカラーでアレンジいたしました。

(バラ・ミニバラ・アイビー・

 アジサイ・クリスタルフラワー 等)

2014.10.13

花ことばエッセイ

フラワーエッセイ

フラワーエッセイ
「洋ラン……シンビジウム・胡蝶蘭  気品のある贈り物」

 自分の側に興味がなかったとしても、花について知らないといけないときもある。
贈り物で鉢植えをいただいたときだ。
 かくいう私も小説家としてデビューした年に、知人から立派な胡蝶蘭の鉢をお祝いにいただいた。
蘭を貰うなど生まれて初めての経験だから、綺麗なのはいいけれど、どこに置いて世話をするのか、迷ったものだ。
幸い、親に園芸の心得があったので、なんとか枯らさずに済んだが、一人だったら七転八倒していたことだろう。
 
 ◎

洋ランの種類は膨大で、七千から二万株ともいわれる。
胡蝶蘭以外の代表格はシンビジウムやデンドロビウムあたりだろう。花期が長いこともあって、昔から贈り物としても重宝されてきた。
新種・珍種も多い。
高値で取引されることから、蘭を猟渉する蘭ハンターなる職業も欧米では存在するらしい。
いかにも小説の題材になりそうな話だが、すでに「宇宙戦争」のH・G・ウェルズが「めずらしい蘭の花が咲く」という、蘭ハンターを題材にしたホラー短編を百年以上前に書いている。

 ◎

エピソード多き花で、ギリシャ神話にはこんな話が残っている。
その昔、オルキスという女好きの精霊がいた。
このオルキスの女好き加減は凄まじかったらしく、酔っ払ってはニンフを追いかけまわしていた。
そんな折、祝祭の日にしこたま酒を飲み、酔っ払って女司祭を犯そうとした。
驚いたのは周りの人々だ。
昔から祭りの日は殺人が起こり易いというが、カンカンに怒った人々は、なんとオルキスをバラバラにして殺してしまう。
神話だけあって随分、大胆なリンチだが、どんな放蕩息子でもバラバラにされてはたまらないのが親だ。
オルキスの父、サテュロスは悲嘆に暮れ、なんとかして息子を助けてくれと天の神々に祈った。
するとバラバラにされていた彼の死体は、みるみるうちに奇妙な形の花に姿を変えたという。

……花?
色々とツッコミどころ満載だが、たぶん、神々的には普通に助けるのもアレなので、とりあえず変な花にして罰したといったところなのだろう。これ、親は救いになったんだろうか?
「花にされましても!」
というサテュロスの声が聞こえてきそうだが、このオルキスが姿を変え花こそが、蘭である。
好色な彼が姿を変えたので、食べると乱暴で淫乱になるといわれる。
そのせいか、昔から強壮剤として重宝されたという。オルキスもやっと人の役に立てるようになったというわけだ。めでたしめでたし。
 
 ◎

 話はうって変わって明治中期――。
郵船社員の小畔四郎という人が、蘭を集めに熊野に来ていたところ、滝の下で、一心不乱で岩を砕いている奇妙な男と出会った。
……滝? 岩?
こちらもツッコミどころ満載だが、熊野も今ほど観光地してなかったのであろう。山中で人に出会ったのが珍しかったから、なにげなくこの岩を砕いていた男に声をかけた。
ところがその男、まさに博覧強記。
小畦が蘭について尋ねると、とにかく詳しくて何でも教えてくれる。
 男の正体は、十八か国語を操ったといわれる大博物学者、南方熊楠。
岩を砕いていたのは、岩についた苔を採集していたらしい。
 ただの会社員に過ぎなかった小畔は、このことがきっかけで熊楠の一番弟子となる。
 後に小畔は献身的な弟子として熊楠の研究をサポートするので、その名は熊楠ファンの間では有名だ。
だが、おそらくその日、蘭を集めに行かなければ彼は無名の会社員として平凡な一生を終えたろう。
 まさに運命を変える出会いだったわけだが、そのきっかけが蘭だったというのは面白い(ただ、ここで語られたのはおそらく洋ランではなく、野生の和蘭だろう)。
 
 ◎

 話を洋ラン自体に戻そう。
 一般的に育てるのが難しいイメージがある洋ランだが、比較的育てやすいのはシンビジウムだ。
 その名は蕾の形が船に似ているので、ギリシャ語の「キムべ(舟)」と「エイドス(形)」というのが由来である。
 インドから東南アジアに約五十種が分布している。
花びらの色は淡く素朴であるため、花言葉は「飾らない心」 「素朴」など。

 ◎

 海抜千メートル以上の山岳地帯が原産地であるため、樹木に着生して生きているのが本来の姿だ。 
 空気中から水分を吸収できるため、水やりの回数も少なめでいい。
余計な肥料もいらないことから別名、「不精な人にぴったりの鉢花」。
 開花期も長く、十二月から三月まで、ほぼ百二十日後を続ける。
また、百二十日目いっぱい咲かせると、株に力が弱くなり、翌年、花が咲きにくくなる。
そのため、八十日から九十日咲かせたら、切り花にして楽しむといいそうだ。

 ◎

一方、胡蝶蘭は植物図鑑によってはか、属名の「ファレノプシス」の方で掲載されていることも多い。
名前になっている“胡蝶”とは、その名の通り、蝶々のことである。
胡蝶というと、夢で蝶を見たのか、自分が蝶になったのかがわからなくなる荘子の故事、「胡蝶の夢」のイメージが印象的だ。
ギリシャ語の「ファレノプシス」は「蛾」と「似ている」が組み合わさった言葉である。
英名の「モスオーキッド」も「蛾」と「蘭」という意味で、明治期にこの言葉が入ってきたときに「蛾」だとイメージが悪いから「蝶」に変えられたらしい。
花言葉が「清純」ということもあってか、白い花は結婚式のブーケやブートニクに用いられる。

 ◎

胡蝶蘭は乾燥には強いが、加湿と寒さにも弱い。
気温も十五度から二十五度に保つ必要があり、直射日光も苦手。
シンピジウムも加湿には弱いが、胡蝶蘭の方がやや扱いが難しいイメージだ。
部屋に置くときは窓辺を避け、さりとてストーブの前も乾燥するから避けねばならない。プレートヒーターや衣装ケースを利用して暖をとるといい。
肥料も要らないので、園芸用の土を使うと枯れるので要注意。
 
 ◎

株分けや高芽取り害虫対策……細かく語り出したら、まだまだスペースが足りない程、洋ランの世界は奥深い。
本屋の園芸コーナーに行くと、洋ランの病害対策だけで一冊の本が出ていて驚かされる程だ。
そういうと難しそうに感じるが、暖房事情が格段に向上した現代なら、温室などを使うことなく、家庭で気楽に育てられるようになった。
ちょうど花屋の店先には色とりどりの蘭が並ぶ季節、貴方もぜひ一歩、奥深くも気品溢れる洋ランの世界に、足を踏み入れてはいかがかな?

洋ランの花言葉……「有能」
胡蝶蘭の花言葉……「幸福が飛んでくる」「機敏」
(ピンク)「あなたを愛します」
(白)「清純」
シンピジウムの花言葉……「気どりのない心」「飾らない心」「素朴」

【参考文献 一覧】

「贈る・楽しむ誕生花辞典」 監修 鈴木路子 写真 夏海陸夫 大泉書店
「誕生日の花図鑑」中居恵子・著 清水晶子・監修 ポプラ社
「花物語」 三浦宏之 写真 深川友記 双葉社
「Truth In Fantasy65 花の神話」 秦寛博 新紀元社
「花言葉・花贈り」 濱田豊 監修 池田書店
「NHK趣味の園芸 新版・園芸相談 洋ラン」 NHK出版
「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 コチョウラン」 富山昌克 NHK出版
「これならわかる 洋ランの咲かせ方」 江尻光一
「人間の記録 84巻 南方熊楠 履歴書ほか」 南方熊楠 日本図書センター
「猫楠 南方熊楠の生涯」 水木しげる 角川ソフィア文庫

2014.10.04

演壇用の花

業務日記 お花屋さんの店長ブログ

演壇用の花

バラやヒペリカム、

淡い色のデンファレを使用して

優しい感じに仕上げました。

(デンファレ・ヒペリカム・スプレーバラ

 バラ・SPカーネーション・カーネーション・葉物など)

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